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26 12月 09
いまや「ゴールド」も伝説である。当時としてはベラボーな15億円をかけた。ダンスフロアは3つ。3階がメインフロア、4階がキャットウォーク、5階にLOVE&SEX、6階が会員制クラブのYOSHIWARA、7階にイベントスペースのURASHIMAがあった。  鉄製の扉を入ると、エントランスとギャラリーになる。ニューヨークのアーティストグループTODTによる鉄屑の巨大オブジェがおいてあって(まだ大学院生だった村上隆が制作に参加した)、その奥に売店がある。売店にはコウシン・サトウや馬場圭介のTシャツやSM用の鞭などが並んでいる。階段を上がると、中央の柱を巻くように巨大バーがあらわれて、その奥にサブダンスフロアが待っている。その先は金網が張られた吹き抜け。アートディレクター田中秀幸による映像が映し出される。たしかオープニング当初はランニングする男「ススム君」が映し出されていたはずだ。田中はのちに電気グルーヴのピエール滝とプリンストンガを組んだ。  3階のメインフロアは一部が4階・5階が仰げる吹き抜けで、巨大なスピーカーが組み上げられている。ここにはキャノン砲もあって、紙吹雪を降らせたり、何千個の風船を一瞬にして落としたりできるようになっていた。  5階のLOVE&SEXはチルアウト・スペースで、50名ほどが踊れるダンススペースがついている。骸骨オブジェがぶらさがったバー、二人掛けのラブソファーなどがある淫靡な空間だ。6階のYOSHIWARAはまさにジャパンになっている。石畳を踏んで暖簾をくぐるようになっていて、その先はお茶屋なのである。障子、簾、屏風、掘り炬燵、赤や紫の座布団などで仕切りまわし、大広間や小部屋になっている。京都から舞子や芸妓たちが来て、お茶屋遊びができるようにもなっていた。一番奥にはジャグジー式のお風呂もあって、ぼくは一度ここに入ったことがある。こんなディスコは世界中のどこをさがしてもない。

『DJバカ一代』高橋透 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇


みんな記憶が曖昧な芝浦ゴールドのフロア構成。隠し扉から行く中2階ってのもあったよね。

(via asuka)